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Pipeline Velocity

パイプラインベロシティ

FactorLow VelocityHigh Velocity
Cycle timeSlow (40–60d)Fast (20–35d)
Win rate15–20%25–35%
Deal sizeSmall/flatGrowing
Pipeline/repThinHealthy (3–4× quota)

💡TL;DR

式: (商談数 × 平均取引額 × Win率) ÷ サイクル日数。改善は4因子のうち最も弱いものに集中するのが近道。SMBはパイプラインが薄くブレやすいので、週次ではなく月次でトレンドを見る。

定義

取引サイズ、Win率、サイクル長、担当者当たりパイプライン量を掛け合わせ、収益の動く速さを示す指標。

🏢SMBチームにとっての意味

小規模では一因子の改善で大きく動く。最弱のレバーに集中する。

📋実践例

ARR1,000万ドルの38人規模HRテック企業が月次でパイプラインベロシティを計測。導入前は四半期320件、平均単価1.4万ドル、Win率22%、サイクル46日でベロシティ2.1万ドル/日。法務テンプレでサイクル短縮、マルチスレッドでWin率向上に集中した結果、60日後にサイクル36日、Win率27%となり、ベロシティは3.3万ドル/日に上昇、案件数を増やさず四半期42万ドルの追加成約を得た。

🔧実装ステップ

  1. 1

    4因子(商談数・単価・Win率・サイクル)を月次計算し、トレンドを可視化する。

  2. 2

    最も弱い因子を選び、60日目標と2つの施策を設定する。

  3. 3

    因子の影響を示すダッシュボードを作成し、「もしも」シミュレーションで計画を立てる。

  4. 4

    週次スタンドアップで進捗を確認し、選定因子の障壁を除去する。

  5. 5

    ベロシティを月次再計算し、4週間安定して改善したら次の因子に移る。

よくある質問

パイプラインベロシティとセールスベロシティの違いは?

多くの場合式は同じだが、「セールスベロシティ」を成約ベース、「パイプラインベロシティ」をオープン案件ベースと使い分けるチームもある。1つの定義に揃えて報告の齟齬を防ぐ。

商談数が少ない場合は?

3ヶ月移動平均とシナリオシミュレーションを使う。ボリュームが少ない場合はサイクルとWin率の改善がベロシティを最も早く動かす。

Optifaiでの活用

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